クローゼットの扉のネジがゆるんで、開け閉めのたびに扉そのものが動くようになってこまった。
自分で直そうと小一時間クローゼットの中に入ったり出たり格闘した。でもこのネジは扉を開けても閉めてもどうしてもドライバーがとどかない。わたしは匙をなげた。ドライバーもなげたい気持ちになった。不動産屋さんに電話した。すぐおじさんがやってきた。わくわくさんっぽいおじさんだ。これは長丁場になるだろうとふんだ私は台所へゆきコーヒーをいれ始めた。いれ終わらないうちに、わくわくさんは修理を終えて帰っていった。
プロフェッショナルとは。